3歳の娘、8歳の息子と読みました。
アメリカのインディアンのお話。
絵もとっても独特で、インディアンっぽい雰囲気をかもし出しています。
放浪しているおばあさん。
何軒も何軒も断られて、やっと受入れてもらえた家で、
おばあさんはパンを焼きます。
パンを見たことがなかった村人たち。
なにからできているのか、昼間家にいるおばあさんを盗み見ると、
なんと!
と、ここまで読んで、
「アレ?」と思いました。
なんか、どっかで見たことがあるような展開。
あぁ〜っ、鶴の恩返しだ!!!
鶴は、自分の羽をむしって織物をしていましたが、
こちらのおばあさんは、
太ももをかきむしって、とうもろこしの粒をポロポロだすのです。
なんか、ちょっとあんまり、美しくない・・・。、
それでも最後、髪をひっぱられ、もやされ、
とうもろこしになったおばあさんのおかげで、
かの地にはとうもろこしが繁殖するらしいです。
口に出しては言わなかったけど、息子も、
なんか日本の昔話の方が美しいなと思ったかも・・・。
恩返しの精神は万国共通らしいことが分かりましたが、
その表現方法はずいぶんと違うものだなぁと思った一冊でした。