きんぎょが電車に乗っておつかいに行きます。きんぎょは人間のように切符を買おうとしました。駅員さんはきんぎょは手が無くて、切符が持てないので、切符を買わなくていいと言いますが…。 あの国語の教科書に必ずでてくる与謝野晶子が書いた童話です。髪五尺ときなば水にやわらかき乙女心は秘めてはなたじ…。とのギャップに驚きながら読むおとなむきの絵本かもしれません。 でも、笑えます!絵も昭和初期のレトロな雰囲気で懐かしくもあり、かえって新鮮な感じもします。こんな童話を創って子どもや孫を喜ばせていたのでしょうね。ユーモアたっぷりの家庭人という感じがして、与謝野晶子に対して持っていたイメージがガラリとかわりました。