この絵本はちょっと意外すぎて、読み終わった後・・・しばらく自分の頭の中で内容を思い返していました。子供達はあまりしっかりとは理解しているようではなかったかな。その方がかえってよかったかもしれません。読み始めは「おおかみさん、かわいそうだね。だれも一緒に手伝ってくれなくって」っておおかみに同情してました。確かにいろいろな絵本上、おおかみって悪役だからついつい悪役っていう目で見てしまいます。でもこの絵本の中での初めの方のおおかみは弱気でいじめられ役だったので、逆にいじめ役のあかずきんやこぶたなどを、嫌な感じと思って、読んでました。ところが・・・最後のどんでん返しっていうのはこの事だ!!って思い知らされる結末になったのです。これは実際に読んでみて欲しいものです。子供に読むかどうかは親の判断にせよ、とりあえずは親が読んでみてどう思うか・・・・とても興味深いです。私はこういう展開もあっていいと思います。「こういう事をしてるとこうなるんだよ」という場面設定をした上で、読んで教えるのもありかもしれません。これはそれぞれの想いで感想は分かれるんではないでしょうか。