何より表紙の美しい花々に惹かれます。
森の中の花々はもっときれいです。
原作をそのままに絵が描かれ、忠実な訳文がうれしいです。
「ひとめみただけでみんなこの子がすきになりました。」という赤ずきんちゃん。
何だかそれだけでうれしくなってしまいます。
ちょっとだけ寄り道しようかな、という赤ずきんちゃんの心理はわかりますよね。
有名なおばあさんに化けたオオカミと赤ずきんちゃんのやりとりはやはりドキドキものです。
「おかあさんが、いけないといったら、もう二どとしないわ。」
親子ともに複雑な心境になるラストです。