単品かと思って読んだのですが、カプチーヌという作品が第一作で、今回のは続編でした。
作家・画家ともベルギーのブリュッセル出身です。
主人公のカプチーヌは、魔術の勉強中で、新しい魔法のお披露目で大失敗をしてしまいます。
先生のメガンに明日までに元通りにするように言われて奔走するというストーリーです。
先生が指示したことは、カプチーヌの世界では、良く考えれば可能なことなので、極めて適切な指示だったということがわかります。
また、長老の木が、「誰にでも失敗はある。大切なのは、きちんと後始末をつけること」というところは、確信をついていて子供の心に響く言霊だと思います。
文章量が多いので、一人で読むには小学校中学年位からかと思いますが、絵自体がとても優しい色遣いなので、飽きないで読み聞かせが出来る絵本だと思います。
メッセージ性もあって、楽しめる一冊です。