バレエを習い始めて1年になる娘。いつのまにかアンジェリーナのように、いつでも、どこでも、くるくるくるくる踊り続けているような女の子になっていました。アンジェリーナと同じく、アラベスクやおじぎのポーズもスピンやビッグジャンプも得意中の得意。その場面が出てくるたびに、熱いまなざしで、アンジェリーナを見つめています。アンジェリーナが、先生にほめられ、「ねえ、おかあさん、わたし、ほんもののバレリーナになれるって!」と、アラベスクをしながらお母さんに言うシーンで、娘は思わず「ひゃあ〜!」と、感嘆の声をあげて、枕の上で飛び跳ねました。いつかの日にか、娘にも自分の夢を叶えてほしいな、と願いながら、今はただ娘の無邪気な笑顔をいつまでも見つめていたい気持ちでした。どんなことでも、自分の好きなことに一生懸命になれるのは、とてもしあわせなことだと思います。アンジェリーナの両親のように、そして、私自身の両親もそうしてくれたように、娘の気持ちを大切にしながら、実際の距離に関係なく、常に1番近くにいて、娘の夢を応援してあげたいと思っています。子どもにも、親にも、夢を持ち続ける素晴らしさを教えてくれる絵本です。