8歳の息子と読みました。
いよいよマージの登場とあって私も息子も気合十分。
これまで1番地から順番に読んできたけれど、
どうも一番のクセモノがこのマージなのです。
アヤシイし、いつもみんなに迷惑かけてるし、
それでいて一匹狼的というか、
なんだかこの人だけみんなと打解けてない感じ。
という印象だったのが、
この8番地を読んで、マージに対する認識がガラリと変わりました。
マージが魔法で出してしまったマージ2号に対する気持ちに
非常に共感していた息子も、
最後のマージの勇気ある決断に、心を打たれたようでした。
そして出てきたチュウチュウ通りの仲間たち。
一匹狼的だったマージ、
みんなにちゃんと愛されていたんですね。
しかし、これまで1番地からずっとクセのある役柄を演じてきたマージを、
8番地で出してくるとは、
うまいなぁ。
これが1番地マージだったら、
今までのクセのあるキャラが定着してないところで、
マージの勇気を見せられても感動が薄かったかもしれません。
作者さんの見事な戦術にすっかりハマった私たち親子でした。