子どもの頃、マーガレット・ブロイ・グレアムさんの「どろんこハリー」のシリーズ(といっても当時は2巻までくらいしか出てなかったと思います)が、大好きだったので、この方の絵を見ているだけでなんだか懐かしい幸せな気持ちになります。
作品自体、大型版の絵本で普通のサイズよりやや大きめだし、字も絵もはっきりとしていて遠目も利く素敵な絵本です。
タイトル通り、「春」がなかなかやてこないので、町のみんなで疑似春をつくちゃえ〜と、奮闘するお話です。
いろんな春の描き方があって、それはそれで《疑似春》もよかったのですが、やはり本物の春の方が数倍素敵だったみたいです。
4,5歳くらいから小学校中学年くらいのお子さんたちにいかがでしょう?読み聞かせにもお薦めします。
ただし、お話会や読み聞かせなど、大勢のお子さんたちが集まる場所で読むときは、時期は2月から4月くらいがいいかも。