先日ETVの“みぃつけた!”で、
『頑張って頑張って出来るようになったことは、沢山自慢してもいい。
でもそうじゃないことは、あんまり自慢すると、皆が嫌な気持ちになる』
というお話がありました。
それがあったからか、この作品を読んで、
自慢話をしてシオドアを馬鹿にする、
トカゲ・カエル・カメの物凄〜く嫌な顔が、強く印象に残りました。
嘘だと知った時の、物凄い罵倒も。
自分に自信が持てない為に、浅はかな嘘に溺れるシオドアは、
とてもとても愚かです。
でも、自分の特性に天狗になる3匹もまた、愚かだと感じました。
生まれ持っての個性は、それぞれが皆、大事で素晴らしいもので、
比較したり、ましてや卑下したりするものではないと思うからです。
自己肯定感の一助としては非常に重要な特性。
でも、努力して手に入れたものではありませんから、慎ましさも欲しい所。
騙されて頭にくるのはよ〜く分かります。
でも、あまりの罵詈雑言は、品位を欠きますよね。
反面教師とすべきは、シオドアだけではないのでは・・・?
・・・なんて感じさせられました。