スウェーデンの絵本です。
絵を描いたエヴァ・エリクソンは、「おじいちゃんがおばけになったわけ」で知られています。
一言で言って、この絵本を子供にとてもじゃないが読み聞かせ出来ません。
理由は、涙で文字を追うことが出来ないから。
今まで何冊も泣ける絵本には出会いましたが、これは全く次元が違います。
号泣してしまうという表現が、これほど合う絵本は初めてです。
お話は、離婚して離れ離れに暮らす息子のティムが、パパのジョニーと久しぶりに合う一日を描いたもの。
ティムは、人に合う度に、「パパはジョニーっていうんだ」と誇らしげに言うのです。
そして、パパも、
「この子は、ぼくの息子です。
最高にいい息子です。
ティムっていうんです!」
って乗った電車の中で周りの人に自慢するのです。
親の都合で離婚して、離れ離れに暮らすことになってしまったのに、何とも健気なティムの仕草、言葉は、必ず読者の心の琴線に触れること間違いありません。
子供に罪はないとはよく言ったもの。
我が身を振り返って、子供を第一に考えないとならないということを、改めて考えさせられました。
世のパパに是非とも読んで欲しいです。
ママではなく、パパにとっての必読書として、オススメします。