とっても奇妙な絵本ですが、とってもおもしろかったです。
針金でできた小さな針金人間と、日用品を使った写真の絵本です。
針金でできた針金人間は、どんなポーズも思いのまま。
小さな針金人間なので、横に並べられた日用品はとても大きく写ります。
マヨネーズの容器が逆さまに向いていれば、針金人間も逆さまにポーズ。
本の栞を真似して、ページの隙間にはさまってみたり。
ビールジョッキの横に座って見れば、溢れたビールの泡が頭の上にこぼれてきたりと、まるで針金人間が本当に思い通り動けるように見えるから不思議です。
文章はほとんどなく、タイトル通り「あ」とか「ひょろ」とか、オノマトペだけで構成されていますが、それがまた写真とぴったりでおもしろい!
騙されたと思って、ぜひ読んでほしい絵本です。