話の前半では、あにさんがあねさまのことを好きで好きでたまらない様子が楽しく表現されていて、とても面白いです。
とくに、あねさまの顔を見ないと仕事にならないので、あねさまの顔を絵に描いて、いつもいつも絵姿のあねさまを見ながら仕事に励むところなど、そこまでするとはあっぱれという感じです。
それだけ好きということなのかもしれないですね。
後半はあねさまが殿様のところへ連れ去られてしまい、どうなるのかとはらはらさせられる展開になり、読み応えがありました。
結局は夫婦の愛の勝利といったところですが・・・
あねさまの機転をきかせた結末がとても面白かったです。