宮沢賢治のお話に遠山 繁年さんが絵をつけている作品です。
書道家のようなタイトル字の表紙絵が目を惹きました。
宮沢賢治は本当にいろいろなものを擬人化させてお話を作る方だな〜と、あらためた感じました。
こちらの話はタイトルから分かるとおり、電信柱を擬人化させています。
騎兵隊のようなポーズの偉そうな電信柱たちがとても印象的でした。
電気総長の神さんも恐ろしげな顔をしていましたが、遠山さんの描かれる主人公「ぼく」も、人間離れした不思議な人物でした。
ところで、この「ぼく」は夜中にこんなところに来ていたのでしょうか?夜逃げ?自殺?気になります。