「守り人シリーズ」最終章の第三部。
10巻にわたって描かれた、守り人の世界の最終巻です。
タルシュ帝国が新ヨゴ皇国に侵攻、戦争が始まり、人の目に見えない世界のうねりにより、北部の国々に天災がもたらされます。
未曾有の危機の中で、それぞれの登場人物が、それぞれの道をゆき、それぞれの大切な何かを守り、そして、それぞれの結末を迎えます。
戦争、謀略、対決、再開・・・最後まで気が抜けない展開で、守り人シリーズが終わってしまう淋しさを感じながらも、物語にグイグイひっぱられます。
そして迎えるエンディングは、穏やかで、力強く、気持ちの良いものでした。
これからも、外伝、で守り人の世界を描き続けていただきたいです。