うちの娘もピンクが大好き。女の子色男の子色という観念が嫌いだったので、極力決まった色を着せていたわけでもないのに、いつの間にかピンクピンクな子になってしまいました。
娘もこの子と同じような、大人にはわけのわからない理由を言いもってはピンクに染まっております。読む私は、この子に赤以外のものを着せよう使わせようとするお母さんの言い分に妙な現実感を感じます。だってうちと同じなんだもの。
中でも「髪が笑う」が娘はいたくお気に入り。「素敵ねぇ(うっとり)」ですって!
淡い色彩のなかに赤がひきたち、デザイン画のようなおもしろさがある挿絵も魅力。2歳後半〜3歳、幼稚園と、色にこだわりを持つようになったお子様と一緒にいかがですか。親も子も共感を得る一冊になるでしょう。