ブックトークの講習会で、先生が読んでくださいました。
表紙だけ見ていたときは、地味な気がして手に取らなかったのですが、お話は妙に納得してしまうものでした。
「誰がなんと言おうと、私はこれが好きなの!」という子どものストレートな気持ちにとてもよく添っている本なのです。
先生の話では、子どもたちからは共感の声があがるのだそうです。
親の立場から読むと、「おかあさんはこう言うけれど・・・」という内容(その服にはこっちの色の靴下が合う、寒いからこっちの上着を着なさい等)に「その通りよ!」「うちと同じ!」と反応してしまいます。
子どもは「これが好き!」「これが気分がいい!」という観点から主張し、親は状況に合わせた部分で主張するのです。
親も子どもも、「その通りだ!」と思ってしまうというなかなか面白い本でした。