カプリの島の王様は、とても食いしん坊です。
大嵐がやってきて、王様の服や御馳走を入り江の向こうの町ナポ
リの貧しい洗濯おばさんこと、ジュエルおばさんの裏庭に次から
次に落としていきました。王様は、しかたなくジュエルおばさんの
家に行って話をしているうちに、優しくて気前がよいジュエルおば
さんが愛おしくなって、結婚したお話でした。
ジュエルおばさんが言った「それじゃあ、みんな、持って帰ったら
いいんじゃない?」といった言葉が大好きで、気持ちがすっきりし
ました。思いやりがあって、とても気に入った言葉になりました。