興味深い題名と、表紙のカラフルな文字に惹かれて手に取りました。
アナベルが雪の上でカラフルな毛糸の入った箱を拾います。その中の毛糸は、編んでも編んでもなくならないとても不思議な毛糸でした。
その毛糸を使って、次々と編み物をしていくアナベル。モノクロの世界がアナベルの編みもののおかげで、どんどんとカラフルになっていく様子は、見ているだけで心躍ります。
途中で気がついたのですが、挿し絵を描いたのは『どこいったん』や『ちがうねん』の作者ジョンクラッセンでした。『どこいったん』でも見覚えのある動物たちがいたので、それもまたとってもうれしかったです。