月明かりだけを頼って夜の冒険。
子供にとっては、してみたいことの1つではないでしょうか。
うちの子も、今年初めて遠出したときに、天の川をみるべく
夜の冒険に出発しました♪
そのときの楽しかった時のドキドキ感が、この絵本を読みながら、よみがえってきたようでした。
この絵本を読んでいると、自然の音色の心地よさ、緑いっぱいの匂いなど、大地の恵みを感じる展開でした。
たぶん作者の方がそんな幼少期をすごしたんでしょうね。
麦畑というのが、さすがパンを主食にしている欧米といった感じで、日本人の私たちでいう稲穂の感覚に近いんだろうなあと感じながらも、私もその麦のせせらぎをぜひに聞いてみたい、といった気分になりました♪
何よりこの絵本のすばらしいところは、片山さんの挿絵でした。
すごい情緒に豊かに書かれている挿絵に、息子も私もすっかり虜になってしまいました♪
ただ対象年齢5・6歳とありますが、ちょっとうちの子にはまだ早かったかなあという感もありました。
もう少し大きくなってからの方が、この情緒ある雰囲気のよさがわかったのではないかと思います。