3歳の頃にお母さんを亡くし、おかあさんの顔を覚えていないシボーン。声や手のぬくもりや、してくれたことは覚えているのに、顔を思い出せないことを寂しく思っていました。
そんなとき、家の近くの公園で声をかけられた女の人に、鏡を見るといいわよと教えてもらうのです。
はじめはちょっと寂しいお話かな?と思っていたのですが、じわじわと温かい気持ちを感じられます。お母さんの明るい雰囲気に救われる感じです。
10歳の娘も「このお話好き」と言っていました。
オシャレでやさしい色使いの絵が、お話の雰囲気とぴったり合っていました。