表紙のクリスマスツリーに飾られた、お魚。
おや?これは、ひと味ちがうぞ?と読み始めました。
主人公の女の子は、ようちえんのおゆうぎ会に、ごちそう、プレゼント…と、うれしいうれしいクリスマスをすごします。
でも、待って?
おばけのこどもはどうかしら?
女の子は想像します。
そして女の子がとった行動は…。
美しい言葉づかいと、くっきりと優しい絵で綴られる物語は、クリスマスの本当の意味に気づかせてくれます。
セーターを着たおばけちゃんの、なんと嬉しそうなこと!
あとがきも、とても良いです。
クリスマスにぴったりの、一冊でした。