私が小学校の頃より家にある絵本です。
もう何度も読んでいますが、何度読んでも感じるもののある絵本です。
小学生の『ぼく』の語り口調で書かれています。
ぼくの飼い猫のふくちゃんが、ある日、病気になってしまいます。
下半身が麻痺して動かなくなってしまうのです。
獣医さんに安楽死を勧められたりもしたけれど、家族は懸命にお世話をします。
麻痺は治らないままだけれど、前足をつかってスイスイ滑りながら元気に生きるふくちゃん。
そして・・・。
最後は涙なくして読めません。
ハッピーエンドとはいえない結末ですが、重苦しい気分ではなく、励まされる、そんな1冊です。