「おおかみだってきをつけて」?!そのおかしなタイトルに興味を持ちました。
童話の中では、悪役のイメージが強いオオカミですが、お話の中では結局最後に食べられたり、おなかに石をつめられたりと散々です。それを教訓にして、慎重に行動することにしたオオカミくん。絵本を片手に、3びきのこぶたにあっても、赤ずきんちゃんにあっても、すごすごと逃げ帰ります。
イラストもとってもかわいいのですが、登場するこぶたやこやぎや赤ずきんちゃんの悪そうな顔といったら!オオカミに同情してしまうこと間違いなしです。
従来のお話も大好きな子供たちですが、こういうちょっとおふざけなお話も、とってもうれしそうに読んでいました。