そらのきっさてん
- 作:
- くまくら珠美
- 出版社:
- 理論社
この書籍を作った人
神奈川県生まれ。猫絵作家/ 画家/ 漫画家。作品に、漫画『猫又指南』(雑誌掲載/ 猫の手帖、書籍/ネコ・パブリッシング)、絵本『そらのきっさてん』『ほしのこんぺいとうハンター』(理論社)『わたしのげぼく』(文・上野そら/アルファポリス)、絵童話「みけねえちゃんにいうてみな」シリーズ(作・村上しいこ/理論社)がある。ほか雑誌や書籍の装画や猫をモチーフにしたグッズ制作、イベントのキービジュアルなども制作。毎年ギャラリーやデパートで個展・原画展を開催し、絵画作品を発表。日本児童出版美術家連盟会員。
なんとも温かで慈愛に満ちた素敵な絵本です。 読んだ後は、しばらくぼーっとして、余韻に浸ってしまいました。 「そらのきっさてん」のマスターは、白い猫の雪男さん。下界で命を終えた人たちが、次々と訪れます。そこで働くぼくは、「ほしのこんぺいとう」ハンター。お料理に入れるほしのこんぺいとうを網ですくってとってきます。 訪れる人にぴったりのお料理をそっと差し出すマスター。一口食べれば、心が解けて温まり、幸せを運んでくれる、不思議な不思議なお料理です。 下界を旅立っても、こんな素敵な居場所があるんだなと思えれば、飼っていた家族との別れを経験しても、時が経てば心穏やかになれそうな気がします。 「そらのきっさてん」に「ほしのこんぺいとう」言葉の響きもとても素敵な、心が温まる一冊です。
(あさみーこさん 50代)
心のメニュー
ねこの雪男さんのそらのきっさてんは外界に別れを告げたものたちの心の中を映し出すメニューが出てきます。 作者のくまくらさんの肩書きが「猫絵作家」とあるだけあって本当に淡々としたそれでいて個性あふれる猫ちゃんの絵がとても素敵です。 それぞれの猫ちゃんたちのエピソードも佇まいもすごく良いのですが、私の中では犬のジョンのお話が涙なくしては読めませんでした。 ジョンが次に生まれ変わるときには「ぼくジョンです!」って叫び続けなくても良いような穏やかな生き方が出来ますように。 そらのきっさてん、他のメニューも是非みてみたいです。
(いちりんのはなさん 40代 ママ )
せつないけれどほっこりしました
私、実は猫も犬もあんまり好きじゃないんです。他の人たちがペットとして飼っていることは何とも思わないのですが、自分がじゃあ飼うか?と問われたら、即刻、『ありえない』と言いきれるって感じの私なんですが、いやぁ〜、この本には、かなりやられました。
絵本ナビからのメルマガでこの本を知り、お試しで読んでみました。すると、読後に何とも言えない、せつないけれどほっこりとした気持ちになりました。でも、正直、え? この気持ちって一体何?と不思議な感覚でした。そして、もう一度、読み直すと、そうか、飼われていた犬や猫も、本当に飼い主さんのことが大好きで、両想いが存在するんだなぁと改めて感じました。
あの白いデブ猫の雪男さん、素敵すぎです。耳が聞こえないけれど、他の猫や犬たちの心の声が聴けるんですね。用意してくれる食べ物や飲み物が素敵すぎて、こちらまで、涙がでそうになりました。特に、最後のまだ生きているけれど、雪男さんの喫茶店に来た野良猫に出されたにゃぽりたん、ぐっと来ました。
かなり気になったので、作者くまくら珠美さんのことを調べてみました。雪男さんや主人公の猫のモデルが実際にいたんですね。 この話は、くまくらさんの猫(ペット)愛がたっぷり詰め込まれていて、願いなのかもしれませんね。
今日、本屋さんに走り、この話の前編である『ほしのこんぺいとうハンター』も見させてもらい、どうして、主人公の猫がほしのこんぺいとうのハンターになったのかも分かりました。なるほど! そして、この『そらのきっさてん』を、友人へのクリスマスプレゼントとして購入しました。
素敵な話でした。小さい子への本というより、どちらかというと大人向けの絵本な気がします。ペットロスの人たちへ、そっと渡したい本です。
(汐見台3丁目さん 50代 ママ)
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