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絵本紹介
2022.05.20
みどころ
窓からおうちの中をのぞけるドアのしかけをめくると、想像していたのと違う生き物が現れてびっくりする楽しい絵本『ドアをあけたら』の続編です。今回のテーマは「うみのおうち」で、海の生きものたちが登場します。
さすがは海のおうち。イソギンチャク、沈没船などなど、海ならではのカラフルでバラエティ豊かなおうちのラインナップが魅力いっぱいです。
ポイントは、ドアの窓からお部屋の中がちょっぴり見えるところ。窓から見たときには「ペンギンだ」と思ったのに、しかけのドアを開けると、なんと貝を持った2ひきのチンアナゴさんが登場! こんな風に、意外性のある変化に「次はなにがでてくるのかな?」と夢中になってしまいます。そして、まるでだまし絵のような穴あき窓の巧妙なしかけに、大人も思わず感心!
トリックを堪能したら、おうちの中に描き込まれた、海の生きものたちの暮らしぶりも楽しめます。特に、イカのお父さんの「子育て術」は、親子で「あるある!」と盛り上がりそう。住人たちは、それぞれ特技を持っていて、最後にみんな大集合した時に、その集大成が明らかになりますので、おうちの中をしっかりチェックしてみてください。
最後には乗り物好きも大満足の展開から、ダイナミックな観音開きのしかけを使った、華やかなフィナーレへ。めくるのが楽しくなるしかけが満載の1冊です。
この書籍を作った人
1975年栃木県生まれ。多摩美術大学絵画学科卒業後、フリーのイラストレーターとして雑誌やCDジャケットなどを手がける。パレットクラブスクールでイラストと絵本のコースを受講し、2006年「イーラちゃんといじわるツリー」がタリーズピクチャーブックアワードで最優秀賞を受賞。作曲家うちだえーすけ率いる「イーラちゃん楽団」による読み聞かせコンサートも全国各地で開催中。
とにかくカラフルではっきりした絵がかわいいです。海の中ってこんなにいろんな色があるんだなあと感心しました。子どももドアをトントンと叩いて自分で開くのが楽しい様子です。窓から見える様子とドアを開けたときの様子が違っておもしろいです。
(えだこさん)
以前、前作の『ドアをあけたら』を読みました。
ドアを開くと、穴あき窓から覗いた時には全く想像のつかなかったものが現れて、とても楽しかったです。
今回はその海バージョン。海の中はよりカラフルで見応えがあります。かわいいイラストを堪能しながら、しかけのギャップを楽しみました。
海の生きものたちの演奏会だなんて、素敵だろうなぁ。
(クッチーナママさん)
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