発達上の課題があり、社会的認知やコミュニケーション、行動調整、感覚認知、運動機能などの面で困難を抱える子どもたちに、学校生活のスキルを習得させるための支援策を具体的に紹介。身につけさせたいスキルごとに、子どもの状態を読者がチェックし、状態に応じた支援プランへと読み進めることができる。教師のかかわりは子どもの人生のほんの一部分にすぎないが、子どもの将来を見据えた適切な支援になるよう役立ててほしい。
[ここがポイント]
◇@クラス全体へのはたらきかけ、A関係づくり、B個への支援の3ステップでの支援を提案
◇学校生活で必要な17のスキルをピックアップ。それぞれに複数の支援プランをイラストつきで紹介
◇どのようにむずかしいのか、子どもの姿をチェックしてみるための観点を提示。発達障害の詳しい知識がなくても、状態に合わせた支援ができる
◇スキルを身につけることで可能になる将来のシーンを展望。将来を見据えた支援ができる
◇教師は子どもに対してどういう位置で支援するか、どういうことばかけをするか、ものはどういう配置にするかなど、イラストや図表でわかる
◇子どもを知る、保護者と連携する、チームティーチングを成功させるなどの基本姿勢を紹介する記事も充実
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