マウリ・クンナスの楽しい絵本がまたできました。でも、この本にはストーリーがありません。面白い絵を見ながら、たくさん言葉を覚えようという本です。小社で刊行した「わすれられないクリスマス」や「ぐっすりメーメさんの世界旅行」や「ぐっすりメーメさんのロックばんざい!」の絵も出てきますし、クンナスの古い作品「3001年宇宙大冒険」(偕成社)や「ゆかいなスポーツ大百科」(サンリオ)も出てくるので、昔からのクンナス・ファンの皆さんは、きっと懐かしくお思いになるでしょう。
このように、約550の言葉が日本語とフィンランド語で書かれています。日本の子どもたちは、楽しい絵を見ながらいろいろな言葉(漢字はすべてルビ付き)を覚えるでしょうし、フィンランド語を学ぶ人たちには絵辞書として活用していただけるのではないかと思います。フィンランド語の読み方を一応カタカナで書きましたので、発音してみてください。なーんだ、ローマ字読みじゃないか、と思われるでしょう。カタカナ表記を読んでいくうちに、なんとなくフィンランド語の発音がわかってしまうと思いますので、ぜひお試しください。
フィンランドでは最近、日本語を学ぶ人が増えてきました。そういう人たちにも、日本語・フィンランド語絵辞書として活用していただきたいです。
子どもたちには、もう一つお楽しみがあります。夜のお散歩が大好きなぐっすりメーメさんがあちこちに登場するので、メーメさんを見つけて、最後の「ぐっすりメーメさんクイズ」に挑戦してくださいね。
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