男の子の家にもらわれた子犬は、ひとりぼっちでさまよっていた保護された子犬。
「きみが うちに くるまえ、だれかが きみを てばなしたんだ。」
「きみは ながいこと にげまわって、みつけたものは なんでも たべて、
それでも おなかを すかせてたって。」
どんなつらい生活をしていたのか、ひとりになる前はどんな人に飼われていたのか……
今はもうわかりません。
男の子は、子犬の過去に思いをはせて、その気持ちを分かち合おうとします。
保護された子犬をもらってきた男の子の、優しくあたたかい心情を描きます。
『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』や『おすわりくまちゃん』で大人気のアメリカのイラストレーター、デイヴィッド・ウォーカーの絵本です。
翻訳は絵本作家、翻訳家として活躍されている木坂 涼先生。
以前、あすなろ書房さんより2007年に刊行、絶版になっていた同タイトルの絵本が、新たに岩崎書店から刊行となります。
続きを読む