陽向、15歳。女子。野球部に入る!?
12歳、夏。勝てば全国へいける少年野球の一戦で、陽向の夢はやぶれた。女子だから――そう言いきかせて諦めた夢が、15歳の春、かつてのライバルとの再会をきっかけに、再び動き出す。
幼い約束を胸に、夢を追いかける少女の成長を描く、さわやかでひたむきな青春小説!
プロローグ:12歳、夏
1:桜景色、再会
2:グラウンドに花は散る
3:あの日の約束は
4:入部初日、夕空を見上げる
5:左投手のスライダー
6:モンタージュ、ひと滴
7:みかんの花が咲くころ、練習試合
8:青葉ゆれる、アウェー
9:梅雨晴れ、お祭りの夜
10:打ち上げ花火
11:旧校舎は雨の中
12:光、あふれて
13:夏の終わり、私たちは駆けていく
あとがき
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