主人公は一人っ子の女の子。他の子のお姉ちゃんが妹にお花を摘んであげたり、絵本を読んであげたりする姿を見ては「おねえちゃんて いいなぁ……」という気持ちを募らせていきます。そんな気持ちが膨れ上がった頃、お母さんにある“お願い”をするのですが……。母子の幸せな言葉のやり取りを描いた『おかあしゃん。はぁい。』の続編となる本作で描かれるのは、おねえちゃんに憧れる少女の心の揺らぎと成長。何度も繰り返される「いいなあ」という憧れの言葉がいつしか別の意味に変わるとき、家族の新しい時間が動きはじめます。
岡田千晶さんの温かみのあるイラストに惹かれ、手に取りました。
「いいなぁ」「おねえちゃんて いいなぁ」というセリフが続きます。言葉は少ないけれど、イラストが多くを語っていて、女の子の切実な思いが伝わってきました。
こちらは『おかあしゃん、はぁい』という作品の続編とのこと。前作を未読なので、こちらも読んでみたいと思いました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子14歳)
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