みなさんは、「歌舞伎」を知っていますか?
その名の通り、「歌(音楽)」と「舞(舞踊)」と「伎(演技)」が一体となった演劇です。音楽をともなう舞踊劇という面と、セリフによって物語が展開するセリフ劇という面とをあわせもっています。
そのみりょくは、観客を楽しませる工夫がつまっているところ。「見得」や「早替わり」などのきばつな演出から、観客の近くで役者が演技をする「花道」などの舞台装置、はなやかな衣裳や大道具にいたるまで、観客の目をひきつける工夫がこらされています。歌舞伎は江戸の庶民から絶大な人気を得て、庶民が好んだ文芸、浮世絵、ファッション、音楽、落語など、さまざまな文化とつながり、流行を生み出しつづけてきました。
この本では、歌舞伎の歴史や、役と衣裳、舞台や音楽に加えて、人気の演目のあらすじをしょうかいします。
この1冊で、きみも「歌舞伎」がわかる!
歌舞伎俳優 尾上右近氏のインタビューも収録。
(学校・公共図書館用の書籍です。)
続きを読む