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30年代のパリ、秘密の部屋、壊れたからくり人形、不思議な少女、過去を捨てた老人…。全ての秘密が、ひとつの夢へとつながっていく。世界20カ国でベストセラーとなった本格ファンタジー。
コルデコット賞。19世紀末に実在したジョルジェ・メリエスを軸にした物語。
マーティン・スコセッシ監督が映画化して、有名な作品のようです。
これが絵本!?と思うほど、分厚く、地味で暗い本で、非常にとっつきにくい雰囲気です。
ところが、外見に反して、骨太で物事を正面から見据えたとてもよい物語で、息子と呼んで本当に良かったと思います。
なかに、世界を機械に例えて、この世にいらないものはないという話がでてくるのですが、そこのくだりなどは息子と読んでいて、心にぐっとくるものがありました。
幼児には少し難しい表現が多いのですが、息子も何かを感じ取ったようで、最後まで必死に聞いていました。 (アマアマ47さん 40代・ママ )
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