5歳の少女サキは、いつも弟のヒデキに大好きなママをとられて我慢ばかり。一人で家を飛び出したサキの前に、突然現れた小学生のシゲキ的なおねえちゃん。ママにだっこしてもらえる魔法の言葉って? あのおねえちゃんはいったい誰? 自身もおねえちゃんだった著者の経験と娘の感情が行き来する不思議な感覚。おねえちゃんにしかわからない心の内と、おねえちゃんだからこそわかる暖かい気持ちを描いた、すべてのおねえちゃんへ贈るタイムスリップ・ファンタジー。
正確に言うと、絵本というよりは童話です。
でも、素敵な挿絵がたくさん入ってますし、大きめな手書き文字で全部カナがふってありますので、小学生なら自分で読めちゃいますよ。(でも、できれば、これはママが読んであげることを、おすすめします。)
5才のサキは、2才の弟ヒデキのお姉ちゃん。
病気のおばあちゃんのお世話で忙しいママに代わって、ヒデキの面倒を見るように言われますが・・・何たって、2歳児のやんちゃ盛り。せっかく描いたママの絵をぐちゃぐちゃにされ、プッツーン切れてしまいます。
それなのに、ママはヒデキの肩を持つ。
もう我慢できない!サキは表に飛び出します。
この辺は、おねえちゃんなら誰もが共感できる、一度は経験してることじゃないでしょうか?!私も三人姉妹のおねえちゃんだったので、サキの気持ちが痛いほどわかります。
もちろん、聞いていた我が家のおねえちゃん(長女)も、まるで自分のことのように聞き入ってました。
家を飛び出したサキは、公園の木の上で、ちょっと不思議な少女と出会います。
10才のおねえちゃんと、5才のサキの会話が、とてもイキイキしていて、ググーッと物語に惹きつけられます。
それに、私と同世代の方なら、誰もが懐かしくなるような場面がたくさん出てきます。
終わり方も、「実は夢の中の出来事でした!」というのは、しらけちゃって好きになれないのですが、これは夢だったのか、現実だったのかわからないような、私の大好きな降矢・長谷川コンビの絵本のようで、好感が持てます。
作者のひなたまさみさんとは、「絵本が大好き!」という共通点から偶然にも、ブログを通して親しくなりました。
ぜひ、皆さんにもご紹介したい、素敵なデビュー作です♪ (ぼのさん 30代・ママ 男の子11歳、女の子9歳、女の子4歳)
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