私たちはたくさんの命をいただいて生きています。
タイトルがストレートなので、少々ドキドキしながら手に取ったのですが、
絵も可愛らしくどぎつくはないことに安心しました。
内容は詩なので、すんなり心に響いてくる気がします。
私は感受性豊かな子供のうちから、この本を知ってほしいと思いました。
「食べる」という行為から生まれる、人間の残酷さ、命の尊さ、生きていくということ、など。
私たちはそうでしか生きていけないのです。
ストレートな表現に過敏になってしまうのは、いろいろな知識を身に着けてしまった大人だから。
この本を通して食事について改めて考える機会をいただきました。
子供たちへの食事のマナーを教えるにもいいのかもしれません。
命をいただくことへの感謝を知れば、自ずと食べ物を大切にしてくれるのではないかな、と思います。