作者は彫刻家だそうですが、さすが芸術家の絵本は一味もふた味も違います。そしてやはり絵がすごく丁寧で、オアシャレできれいでした。
本の紙質もほかの絵本とはちょっと違って、工夫してありました。
オニグモの生態をよく観察して、その一日(くもの巣を張り、獲物をとらえて、食事が終わるとその晩作ったくもの巣をきれいに片付け、また別の場所へと飛んでいくというものでした。
くもの巣やその隙間から見える夜空の風景がすごくよかったです。
「くもって、足が8本あるから嫌い」という友だちがいましたが、虫が嫌いじゃないお子さんなら、読んだらオニグモのことがわかって、楽しめると思います。