イギリスに住む小学生と家族、学校とうちの生活を紹介する写真絵本。
イギリスというと紅茶や昔の物を大事にする古風な印象があったが、いい意味で期待を裏切る破天荒ぶり。ファンキーな少女はいつでも元気過ぎてあちこち跳ねまわって、全然じっとしていないように映っている。ちゃんとおとなしくしている時もあるのだろうけど、どの写真も活動的でお茶目で、笑いが絶えない雰囲気を伝えてくる。
学校の給食は好きなものを自分で選んで食べている。ファッションショーがあったり、制服がなかったり、放課後の楽しみがあったりとなかなか自由で、自主性を尊重する感じが素敵だ。管理されている、何かを強制されている感じがなく、のびのび暮らせているような気がした。
これを見てしまうと、自分が通った日本の学校は刑務所みたいに思えてきた。一から十まで服従、給食中は一切話してはいけない、などクレイジーな決まりが多かった。そういう時代だったとはいえ、ひどすぎるな、と笑った。
いろんな国の雰囲気があちこち見えて好きなシリーズ。全部読みたい。