新刊
ねえ、おぼえてる?

ねえ、おぼえてる?(偕成社)

国際アンデルセン賞画家賞受賞作家最新刊

  • 泣ける
  • ためしよみ
話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

ドングリ・ドングラ」 みんなの声

ドングリ・ドングラ 作:コマヤスカン
出版社:くもん出版
税込価格:\1,320
発行日:2015年02月12日
ISBN:9784774322667
評価スコア 4.4
評価ランキング 12,569
みんなの声 総数 56
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

56件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 3 4 5 ... 次の10件 最後のページ
  • 独特の世界観で、おもしろい。

    4歳の息子と読みました。
    彼は、ご多分に漏れずドングリ類が大好き。
    近くの公園のNPO法人がドングリを種類別に展示してくれているのですが、
    いつもそれに釘付けです。

    この絵本は独特の世界観です。
    外国の昔話のようでもあり、今っぽく発砲スチロールの箱が出てきたり、
    自然に触れる話のようでもあり、
    冒険ものでもあり、
    細かく描かれているのでウォーリーを探せ的な遊びもできるという。
    素敵な私好みの絵本です。
    「ドングリ、ドングラ〜」というかけ声もいい。
    設定が細かくなされ、コマヤスカンさんのこの絵本に対する世界観が詳細に作り込まれていると感じられます。

    個人的に面白かったのは、「気が緩んで芽が出てしまった」実たちが、
    これ以上進むことができなくて、泣いているところ。
    それから、海をわたるのに発泡スチロールの箱を船代わりにしているところ、などなど。

    息子も楽しかったようで、ページ毎にいろいろ「●●がころんでいる」など
    見つけては私に教えてくれました。

    トチノミたろうの、姿形、服などが、ちょっとアンパンマンに見えてしまったけれど。

    これ、欲しいです。

    投稿日:2015/05/03

    参考になりました
    感謝
    2
  • 「ドングリ・ドングラ、あかい ひを ふく あの しまへ」、イタリアの歌「フニクリ・フニクラ」をもじっているのでしょうか。日本では「鬼のパンツ」の歌詞で知られる、あの歌です。
    とても期待して読んでみたのですが…。

    ドングリたちの旅路。なんだか軍隊をイメージしてしまいました。中世の十字軍みたい…。行軍という感じの絵です。剣など武器を持っているし。あるいは、植民地や荒れ地に送り込まれた開拓団でしょうか。自己陶酔&自己犠牲の賛美のようにも見えてしまいました。

    火山が爆発した土地+ドングリが向かう、で結末も予想できました。緑が失われた土地に新たに植物が芽吹く、という発想自体はステキです。最後のページは感動的でした。自然環境の再生とか、好きなテーマではあります。

    けれど、本来の自然界的にはどうなんでしょう…?
    旅の途中でリスが立ちはだかりますが、リスなどはドングリを食べてしまうと同時に、元の木から離れた所へ実を運んでくれたり、土に埋めて(もちろんリスは植えているつもりはないのですが)芽吹く手伝いをしてくれたりと、ドングリが子孫を残すのにちゃんと役立っているのですよね。
    というか、植物の果実って、動物に食べてもらうことにより種子を運んでもらい子孫を残すという、生存のための戦略であるところがありますよね。
    自分では動けないわけだから。

    また、海を渡るシーンでは、海岸にあったゴミに乗って船出していますが、ゴミは本当はあっちゃいけないでしょ。実際にゴミを利用してたくましく生きる生物もいますが、だからって、この本の中で、ゴミがあったから旅が続けられる結果になったというのはどうかと思いました。

    そもそも、長〜い目で見れば、火山活動や洪水も、人為的なものでもなければ、自然界のサイクルにちゃんと組み込まれてますよね。

    このお話が、例えば、ドングリだけでなく、いろんな生き物の協力や知恵を得た上で、みんなのふるさとである森を再生しよう!と試みるなど、ユーモアのある明るいタッチの話だったとしたら…、また少し、印象が違ったかもしれません。
    ドングリ達の悲壮感というか使命感というかと、テーマとの間に齟齬を感じました。絵本だから、ファンタジーだから、現実とは違う…という理由であったとしても、何だろう、モヤモヤっとすっきりしない印象が残りました。

    投稿日:2016/09/15

    参考になりました
    感謝
    1
  • 波乱万丈、七転び八起き 受賞レビュー

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子9歳、女の子5歳

    5歳の娘と読ませていただきました。

    娘の好きなドングリが題材の絵本。
    「かわいらしい」「ちいさい」というドングリのイメージからは180℃回転した、勇ましいドングリたちの壮大な冒険の物語です。

    途中で志半ばに脱落してしまうドングリたち、
    そんな仲間と涙をのんでお別れして、先に進むドングリたち、
    荒波にのまれてしまうドングリたち。

    さまざまな犠牲を払いながら、なぜそこまでしてドングリが進むのか。

    そのドングリたちの目的を、現地についたそのシーンで
    やっと思いあたった私と娘。

    どんぐりたちがそれほどまでにしてここにきた理由は何か。
    その目的にかける、それほどまでの熱い情熱に、
    心打たれる思いでした。

    そして読み終わった後の裏表紙には、
    彼らの努力の成果が、しっかりと描かれています。

    波乱万丈、七転び八起き、一難去ってまた一難の末に、
    目に飛び込んできた彼らの努力の結晶。
    絵本を閉じた瞬間に、
    「やったぁー!」と娘と手を取り合って喜んだ最後。

    とってもいい構成で描かれている絵本だと思いました!

    投稿日:2016/09/13

    参考になりました
    感謝
    1
  • 自然のたくましさ、優しさを感じる☆

    • ととくろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子7歳、女の子3歳

    はて、これは何だろう。

    どんぐりが好きな娘たちに借りてきた絵本。
    読み進めると、その違和感と勢いに呑まれます。
    どんぐりをかぶったような人の一行、
    時に危険にさらされ、仲間を減らしながらも
    果敢に進むのです。

    絵は丁寧でぎっしり描き込まれていて、
    臨場感があります。
    どんぐりなので、虚構なのはわかっているけど
    脱落のシーンはぐっと苦しさも感じたり。

    最後の芽が溢れるシーンをみて
    親子でああ、と納得しました。
    天災で荒れた場所にも、やがて植物が育つ。
    そこに隠れた大きな物語を
    壮大な絵巻を開くように魅せる絵本です。
    自然のたくましさ、優しさを感じて
    何とも言えない余韻。
    親子で自然に触れるのにぜひ読んでみたい一冊ですよ。

    投稿日:2016/09/10

    参考になりました
    感謝
    1
  • 絵の描き込みがすごい

    • カイキさん
    • 30代
    • パパ
    • 大阪府
    • 男の子2歳

    まず絵の描き込みがすごいです。細かいところまで描き込んであり、画集といえばおおげさではありますが、絵だけを見ても美しさあり、かわいさあり、迫力ありで見ごたえがあります。ただ絵本にしては文字が多いので、対象年齢はかなり高めかと、、。6歳の子は内容に少しピンと来ていない様子でした。ただ絵は素晴らしいので、それを見ているという感じ。7歳、8歳になるとまた反応が変わってくるのかもしれませんが。

    投稿日:2016/09/06

    参考になりました
    感謝
    1
  • どんぐりだらけ

    ドングリだらけです。

    ドングリたちが旅に出ます。

    どこに向かってるかはわかりません。

    巨大なリスからも身を守りながら

    どんどん進んでいきます。

    途中で芽が出てしまったドングリは

    これ以上進んでいかずそこでお別れです。

    ドングリたちはいろんな形で、

    人間のような体なので大人子供

    男女問わずたくさんいました。

    なかなか壮大なお話でした.

    投稿日:2022/04/18

    参考になりました
    感謝
    0
  • 自然のたくましさ

    「ドングリ・ドングラ」という不思議なタイトルに魅かれて読んでみることにしました。
    最後の最後まで、ドングリたちが何をしようとしているのかわかりませんでしたが、わかったときには「はっ!」としました。
    自然のたくましさを感じる、とても興味深いお話でした。

    投稿日:2022/02/22

    参考になりました
    感謝
    0
  • 絵がすごい

    4歳娘と一緒に読みました。まず、表紙とタイトルからではどんな話なのか想像できず、ワクワクしました。ドングリドングラ、火山が噴火した島に緑を取り戻すために彼らは向かいます。途中、気を抜いて芽を出してしまった仲間が出たのには少し笑ってしまいました。いつか彼らが立派な木になって、また緑がいっぱいの島になるといいですね。コヤマスカンさんの本は初めて読んだのですが、SFが好きと言うことで何となく冒険?ファンタジー?の世界を感じることができました。

    投稿日:2021/12/07

    参考になりました
    感謝
    0
  • 勇敢などんぐりたち

    どんぐりが大好きな次女に読みました。
    ドングリ、ドングラ〜。掛け声がいいですね。
    どんぐりのお話というとかわいらしいものが多いように思いますが、こちらはとても勇ましい。
    みんなで目的地を目指し旅をするのですが、最後にその目的がわかった時には感動!
    どんぐりって、とても丈夫でどこでも育つと勝手に思っていましたが、実際は苦難を乗り越えているのでしょうね。

    投稿日:2021/05/26

    参考になりました
    感謝
    0
  • ドングリ・ドングラ〜    赤い火を噴くしまが ドングリのくるのを待っている
    ドングリたちの旅が始まる   
    こんな始まりで ドングリたちが 大集合 いろんなかっこうしたドングリたち  武器を持つもの 将棋をするもの
    見事な ドングリたちの大集合と 旅立ちの行列
    ドングリをねらう敵が現れます   りすです
    戦いますが食べられたものもたくさんいます

    行列は 赤い火を噴く島へ   冬を迎え春を迎え
    ドングリの中には 芽を出すものも現れます(残念ながら 旅からはずれます  芽を出し立派な木になれと言われ お別れ)

    旅は 丘を越え海を渡り
    大嵐の海を乗り越えやっと島にたどり着きます
    その荒れた島にドングリたちが  やって来たのは まさに この荒れた島に ドングリのきを大きく育てるためだったのです

    さあ この島に 緑豊かな ドングリ島ができるのが 楽しみです

    ドングリたちの 粘り強さに 感動し 応援したいです!

    投稿日:2018/01/18

    参考になりました
    感謝
    0

56件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 3 4 5 ... 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / もこ もこもこ / ねないこ だれだ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

全ページためしよみ
年齢別絵本セット