ゆきおんなのお話の怖さが 宇野あきらさんの絵でますます 怖くなります
山小屋で おとうさんがむねをかきむしるように死んでいった
この時見たゆきおんなの妖艶さ(宇野さんの独特なタッチです)
ゆきおんなは「私はおまえが きにいった」みのきちに 恋心を抱くのですね
ゆきおんなはみのきちのおよめさんになり子供も生まれて幸せだったのですが
決して人に話してはいけないという 約束をやぶるのです
みのきちが、本当だったら命のなかったみのきちですが・・・・
子供のことを考えたゆきおんなは 自分が身を引き 子供をみのきちに託すのですが・・・・
なんとも 母親の悲しさが切ないお話しです
人間は 言ってはならないという約束を破ってしまうこのあたりも 人間の弱さが表れています
なんとも強烈なゆきおんなのこわさが 残るお話しでした
ぞくぞくかんを味わいたい方にはお奨めです