えがしらさんのやさしい柔らかいタッチの線と色彩の絵本です。
主人公「はなちゃん」の相棒は緑色したぬいぐるみ(?)のネコ。ここでは名前は付けていないようです。
ちいさなはなちゃんがこの絵本のこちら側にいるであろうお母さんのお手伝いをします。
ここで出てくるお手伝いは、絵本の中の子どもだからできるような包丁でなにかを切ったり、煮たりするような大げさなものではなく、野菜を洗ったり、テーブルを拭いたり、お料理を運んだりするというもので、小さなお子さんたちが安心してマネできる内容でした。
最後に今の「はなちゃん」が、
「つぎは もっと もーっと やりたいな
おやさい きったり たまごを わったり
おちゃわんあらいも できると いいな」と、こんな風に楽しい想像を膨らませて終わるところが、この次につないでいける感じがして、とてもよかったです。
機会があれば、ぜひ低年齢向け(3〜5歳くらいのお子さんたち)に読み聞かせしてみたいです。