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あめだまをたべたライオン」 みんなの声

あめだまをたべたライオン 作:今江 祥智
絵:和田 誠
出版社:フレーベル館 フレーベル館の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2008年01月
ISBN:9784577033197
評価スコア 4.41
評価ランキング 12,693
みんなの声 総数 16
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  • 新しい生き方

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    ある朝、ライオンのルルの前に、空からなにか光るものがぽたんと落ちてきました。食いしん坊のルルはそれを一口でペロンと飲み込んでしまいました。
    ルルは、ひとほえで、どんな動物でも震えあがって逃げられなくなるのですが、その時出た声は、なんとニイ…でした。

    変わってしまった声で、穴暮らしを始めたルルでしたが、新しい出会いのなかで、また違う生活が始まりました。変わってしまっても、ちゃんと生きていくことができると気づいたのは、そのことを認めてくれる存在があったからだと思います。
    画面いっぱいに描かれたルルの姿がなんとも微笑ましく、そして、うさぎの行動の健気さ、ほのぼのとした絵に、慰められたような気がしました。
    既成観念や、無駄な予備知識を取り払うと、もっと生き易くなるのかもしれません。

    投稿日:2010/06/12

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  • ライオンが「ニイ」と啼いたら

    とてもユーモラスなお話です。
    ライオンは吠えることが、その威厳を示す武器なのですね。
    そのライオンが「ニイ」と啼いてしまったら、子猫のように可愛い存在になってしまうのですね。
    吠えることのできないライオンは恥ずかしくてたまりません。
    でも、ウサギと友だちになれたのは、その声のおかげでしょう。
    声ひとつで、対人関係が変わるのだと言われると、なるほどなぁと思いました。
    こんなお話に、軽妙な和田誠さんの絵がぴったりです。

    投稿日:2024/09/13

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  • カラを破る!

    題名に惹かれて手に取りました。かいつまんで言うと、生き物は環境が変われば、自分を変えられるという話なのでしょうか? 弱肉強食の頂点に立つライオンが、子ウサギに助けられ、カエル以外の肉食をやめてしまうなんて、常識でかちんこちんの私たち、大人の頭では考えられないことだけれども、カエル3匹と草で生きていけるなんて、すごいコスパかもしれませんね。最後のページのうさぎを乗せて泳ぐライオンの絵が好きです。

    投稿日:2018/01/15

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  • 素敵な絵本!

    小学1年生の娘が小学校にあったこちらの絵本を一人読みしてきました。
    ライオンのルルとうさぎのお話です。
    ある日空から落ちて来た黄色いあめ玉を食べることによってライオンであるルルの生活が一変するお話なんですが,大人が読んでも奥が深いです。
    固定概念にばかりに縛られる必要はないな,色々な生き方があったもいいじゃないか,そんなふうに思える絵本です。
    イラストもとっても優しくて可愛らしいので,子供にもすんなり心に入っていくと思います。

    投稿日:2017/06/28

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  • あめだまをたべたことで、ライオンは知らなかった食べ物を
    知ることができたし、友達になるはずのないうさぎと
    友達になれたのかもしれません。あめだまをたべたことで
    世界が変わったのでしょう。
    うさぎもライオンに対して臆することもなく、親切にして
    素晴らしかったです。

    投稿日:2013/05/13

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  • いろんな生きかた

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子2歳、男の子0歳

    らいおんは「強い」「怖い」「王様」というイメージを
    脱ぎ捨てて生きることになるきっかけになった
    あめだま…
    男女とかさまざまな固定観念に縛られて生きている人間たちに
    強いメッセージを発信している絵本です
    そういう生き方もいいじゃないか
    それを受容する仲間は必ずいると発信しているように思います
    学校に行くこと、楽しく行くことに縛られていたり
    苦しんだりしている子にであってほしい絵本だなぁと感じました

    投稿日:2011/08/31

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  • あめだまを初めてなめた ライオンのルルは その日から声が ニイ・・・とねこのようになり 恥ずかしくて あなぐらに三日間も引きこもっていたところに、ライオンの怖さを知らない うさぎが おなかをすかせた ライオンのルルにカエルを届けてあげるのです
    嬉しかったことでしょう ルルは!(今までカエルや草なんか 食べたことがないライオンですが・・・・)
    腹が減っては、 何を食べても美味しいのですよね

    おかげで 声も元に戻ります  
    うさぎとライオンの会話がほのぼのとしていていいな〜
    ライオンの頭の上に うさぎがのって泳いでいるのも なんともいえず絵本の世界の ライオンですね

    今江さんのあとがきで 1958年に長 新太さんの絵で初めて童話を書かれたのもみたいな〜(今江さん 似ている。 ライオンと二人が仲良しですね)
     

    和田さんの絵もすきで〜す!
    優しいお話ですから 子供たちにも是非読んであげたいで〜す!

    投稿日:2011/06/19

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  • 鳴き声を工夫しました。

    サークル活動の一環として、保育所でのおはなし会で読みました。

    空から落ちてきたあめだまを食べたところ、「ニィ……」という仔猫のような声しか出なくなってしまったライオンのルル。
    驚いてほら穴に引きこもりますが、そこへ子ウサギがやってきて……。

    ライオンのルルの「ワオウ」という迫力満点なほえ声と、「ニィ……」という仔猫のようなか細い声を使い分けました。
    「ニィ……」という鳴き声は、子どもたちに大受けでした。

    恐れを知らない子ウサギがとても可愛いです。
    ルルが腹ペコだと知ると、なんとカエルと草を差し入れ。

    面白おかしく、最後にはちょっといい話です。

    和田誠さんの絵が、シンプルでかわいく、味わい深いです。

    読み終わってから、「みんなは、ライオンの鳴き声は『ワオウ』と『ニィ……』とどっちがいいと思う?」と聞いたところ、どちらも半分半分。

    あの空から落ちてきたあめだま……、一体何だったのでしょうね。

    投稿日:2011/06/09

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  • 感動的でいい本です

    和田誠さんが絵ということで、渋くていいなあと買った本です。

    ある日、空から落ちてきた黄色い飴玉を生き物だと思い食べてしまったライオン。すると、吠えるときにどうしても「ニィ〜」としか声がでなくなります。馬鹿にされ、困ったライオンは落ち込んでそのまま絶食、、、。すると、うさぎがカエルや草を運んできてえさとして与えてくれます。しばらくして、飴の効果がきれた後も、うさぎになぜか食欲がわかず、そのまま草を食べるライオン、、、。

    (うさぎへの)恩とか義理に対し、説教くさくなく頭に入る本なので、子供にはすすめたいです。あと、ライオンは肉を食べないといけない、という固定観念をくつがえすというか、自分の選択って、これでなくてもイケるんじゃないか?と、いろいろ考えることができて、親の私にも有意義な本でした。

    子供もこの本は気に入ったようでした。

    投稿日:2011/04/07

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  • 一番の受難者は・・・

    空からふってきたあめ玉を食べ、災難に見舞われたライオン。
    そこにひょいっと現れた無垢なウサギによって、やがてライオンは
    元どおり。
    あれれ?でも、目の前のウサギを食べたいと思わなくなっちゃった。

    このライオンさん、災難以外のなんでもないけど、
    まあ、ジャングルの平和は保たれるし、ライオンも結果的に幸せだし、
    めでたしめでたしかな〜?
    ライオンの泳ぎがうまくなるってのは、なるほどでした。
    もしかして、本当の一番の受難者は、カエルかも・・・。

    投稿日:2010/07/12

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