コビトカバの家族「カバサンチ」は、森の峠の雑貨屋さんでした。
所狭しと、いろんな雑貨で溢れかえっています。
でも、峠の下に大きな道路が出来てから、
お客さんが、来てくれなくなったのです。
そこで、大きなバルーンで看板を作ったところ・・・
大きな災難が、次から次へとカバサンチを襲います。
こちらは、ハラハラどきどきだけど、
カバパパとカバママは、少しもあわてません。
どっしりと構えているから、
子ども達も、ぜんぜん不安がらないのでしょうね。
けがをしたカツオドリを、家族みんなで看病するシーンは、
とても素敵な家族だな〜と思いました。
カツオドリさんも、助けてもらった恩を忘れず、
カバサンチのピンチを助けたシーンは、
(それも、トトに教えてもらったあやとりで!)
素晴らしいと思いました。
作者の阿部行夫さんは、アニメーションの美術監督をされているそうで、
納得のえほんです。
繊細な線で描かれた動物達の生き生きとした表情がとてもいいですね。
特に、黄色くて大きなカバサンチバルーンが、
メッチャ可愛くて大好きです。
カバサンチの活躍が、アニメ映画になったらいいのにな〜。