ピーター・詩巣の作品は少し前にハマって、ほとんど読んだと思っていたのですが、先日図書館でこの本が並んで展示してあるのを見て、思わず借りてきてしまいました。
こういう作品も描いていたんですね〜。ちょっと、他のと毛色が違う感じもしますが、ピータ・シスらしいといえばらしいかも…。
原画の紙が何か特殊なものに描かれているのでしょうか?
下の紙質が描かれているサバンナの荒涼とした感じを浮きたててくれている気がしました。
よく見ると、1枚1枚、1つ1つの個体まで、とても丁寧にペン入れしているのがわかります。鳥の羽なんて、ものすごく細かいところまで描いてくれています。
サイの身体の模様も細かい点で、その頑丈そうな皮膚を上手く表現してくれていました。
おはなしの展開はとても単純で、3回の繰り返しもあり、昔話風のリズムで分かりやすかったです。
5,6歳くらいから小学校中学年くらいのお子さんたちにいかがでしょうか?