乳幼児さんのお話会に出るせいか、わらべうたは私にとって必要不可欠なものになりました。
うさぎ年ということで「こんこんこやまのこうさぎ」は、うさぎのパペットを使って、お話会の一部で披露される姿も見たことがあります。
本来節はあるようですが、「こんこん こやま」と「このみ」「このは」など「こ」のつくごろ合わせのわらべうたとしても楽しめます。
最近では、木の葉のことを「きのは」、木の実は「きのみ」と言いますから、
本来は「このは」「きのみ」として伝承してきたものだということを伝える上でも貴重な本だと私は思います。
福音館書店では『にほんのわらべうた』という全四巻でCDつきのものがあるので、
そちらと一緒に節のわからないものについては、楽しんでみるのもいいと思います。
現在、この本は図書館でしか見ることができませんが、「こどものとも」では1965年発行とあります。
その時には楽譜なしでも、歌詞だけでも知っている方が多かったのかもしれません。
地方によっては言葉が少し違うかもしれません。
ましませつこさんというと、現在でもわらべうた絵本の絵などを描かれていますし、
わらべうたの歌詞の世界を素敵に表現されている方だと思います。
何かの形で復刊されたら手元に揃えておきたい一冊です。