タイトルが面白そうだったので、図書館で借りてきました。
本を開いてみてちょっとびっくり。初めのページは漫画みたいにコマ割りしてありました。
でも、これは導入のところだけで、中身はしっかり地図旅行にふさわしい作りで、なかなか楽しかったです。
小学校で地図記号って、何年生くらいで習うんでしたっけ?
主人公の子どもたちは地図を見て目的地まで小旅行に出かけます。
絵を担当されている西村さんが登場人物の子どもたちが現地を歩いている様子と、彼らが見ている地図を同じページで描いてくれているので、読み手も一緒に歩いている気分になれます。
地図を見るのが好きなお子さんや旅行が好きなお子さんには特にお薦めです。
面白い作品ですが、地図や説明など細かいところまで描かれているので、読み聞かせ向きではありません。
この作品を手にしたら、ぜひ、作者の後書きまで読んでください。
地図を持って、旅に出る面白さ、この作品に対しての作り手たちの熱意が改めて感じられて、面白さが倍増しいます。