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空の絵本」 みんなの声

空の絵本 作:長田 弘
絵:荒井 良二
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2011年10月
ISBN:9784061324879
評価スコア 4.75
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みんなの声 総数 31
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  • 心に栄養を与えてくれる一冊

    一日を通して徐々に移り変わる空の表情を、美しく鮮やかに描いた作品。

    夜が明けて陽が昇り、やがて夕暮れを迎え夜が来る。
    その時間の流れは決して変わることのない普遍的なものだけれども、一日として同じ空はない。

    この作品を読むと、普段から当たり前のことのように感じている自然の変化や、目の前に広がる風景は、決して当たり前などではなく、どれもかけがえのない奇跡的なものなのだということに、改めて気付かされます。

    空の一日は何ておおらかでゆったりとしているんだろう。
    元来スローペースな性格、育児と主婦業、自己実現の両立は思いの外難しく、上手くいかないことも多々あるのですが、この絵本の「だんだんと」のリズムには、とても励まされる思いです。

    疲れた時には、娘と一緒に空を眺め、ゆっくりとした時間の流れに身を任せてみるのもいいなぁ。

    読むたびに、心に栄養を与えてくれる一冊です。

    投稿日:2012/02/09

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    3
  • 10月に出たばかりの新刊です。
    写真の絵本ではありません。
    荒井良二さんの絵です。
    詩人長田弘さんが文を書いています。

    久しぶりに、見惚れてしまう絵本に出会えました。
    文と絵が混ざり合って、なんとも心地よい空気感です。
    雫の場面と星空の場面がほかのページと
    ちょっと違った雰囲気なのも、絶妙です。

    荒井さんは、とうとうこんなところまで
    いってしまわれたんですね〜
    まるで自然界に溶け込んでしまったような荒井さんの絵を観ると
    ターナーやコンスタブルの描く空の感じを思い出しました。

    これまでの荒井さんの絵とは、雰囲気が違います。
    突き抜けてしまったんだ!と思いました。

    もしかしたら、この絵本を描くために
    これまでの荒井さんの絵本があったのかも〜
    大袈裟かな・・・

    でも、それくらいすばらしい絵本だと思いました。

    そして、なぜこんな渾身の絵本ができたのかは
    作者からのコメントを読んで納得です。

    魂が浄化されていくみたい・・・
    絵本って、やっぱりすごいな!

    投稿日:2011/11/23

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    3
  • 空を見上げる

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子2歳、男の子0歳

    当たり前にいつもある空のステキさを
    気づかせてくれて気になる存在として見上げるきっかけをくれました

    自然に耳を澄まし
    体で風を感じ色を感じ
    せっかく四季がありお天気多彩の日本に住んでいるからこそ
    こういう絵本もいいですね

    詩が耳に心地よく何度でも読みたくなる様な絵本です

    投稿日:2011/12/17

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    2
  • きれいな絵画、きれいな日本語

    小学4年生に読み聞かせボランティアしてきました。
    空をテーマに本選びした中の一冊です。

    絵が美しく、表紙から既に子供達の目が釘付けです。
    見開きで描かれる風景は、時には優しく、時には荒々しく…。
    その絵に載せられる、擬音を伴った短い言葉が、絵の雰囲気を後押ししながらも心にスッと入ってきます。
    国語の教科書に載ってもおかしくないぐらい、日本語の美しさや遊び心が詰まった文です。日本人にはたまらない響きです。
    読み始めてしばらくすると、声に出して一緒に読み上げる子がいました。
    言葉に出したくなったんでしょうね。
    そして雨上がりのキラキラしたシーンでは「きれい!」という子供達の声。
    本当に綺麗なんです。

    最初は静かに読み聞かせるイメージでしたが、きれいなものを見て「きれい」と素直に言葉に出したり、自然に口が動いて言葉に出して読み上げる姿を見て、絵本って本当に奥が深いなぁと感じました。
    子供達の素直な気持ちを引き出させてくれて感謝しています( ^-^)

    投稿日:2014/11/14

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    1
  • 雨模様の空が一番印象的でした。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    中表紙に一言、「あっ雨」。
    その一言がとてもインパクトありました。
    そこからは、絵本の世界に吸い込まれるようにページをめくりました。
    長田弘さんの紡ぎだされた言葉と
    荒井良二さんの描かれた森に降る雨の世界が、とても素敵でした。

    タイトルは『空』なんですよね。この絵本ではいろいろな空が楽しめました。
    雨模様の空が一番印象的でしたが、空は嵐が去り、晴れ間が見えて夕暮れを迎え、夜になって終わります。
    終わり方もとっても雰囲気があってよかったです。これは声に出して読むともっといい感じに響いてきそうだな〜と思いました。
    ぜひ、今度学校の読み聞かせに持っていきたいです。
    字は普通の絵本のサイズよりかなり大きくて、見やすかったです。
    自然界が好き、詩的なリズムが好き、荒井良二さんの絵本が好きなお子さんには4,5歳からでもお薦めしますが、
    学校などの読み聞かせで使うなら、個人差の理解力など考えて、小学校の中学年から中学生、高校生などにいかがでしょうか?

    ひとり読みなら、絵の中の世界を1ページ1ページじっくり堪能してほしいです。

    投稿日:2012/01/06

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    1
  • 自然の営みは変わらない

    長田弘さんの新刊と思って手にしただけで何の予備知識もなく読んで、荒井良二さんだけれど、今までの荒井さんの絵とは違う感じに驚いて、
    絵本ナビの画面にきました。

    長田さんが福島出身、荒井さんが山形出身ということ、そして東日本大震災後にこの作品が書かれたことを知りました。

    どんな失意の中でも夜は明けてまた朝が始まる。雨が降ってもまた晴れの日がやって来る。

    何が起きても自然の営みは変わらない。普通に毎日生きているだけでも奇跡的なこと、普段は気がつかなくて毎日何気なく生きてしまいますが、震災が私たちに投げかけたものは大きかったように思います。

    辛い時には空を見つめることさえ忘れてしまうのかもしれない。この絵本を見ながら思うことはそれぞれかもしれません。

    投稿日:2011/12/03

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    1
  • 最近空を見上げたこと、ありますか。
     ひと頃「定年後」という言葉がとても気になって、実際自身がその「定年後」になってみると、空をよく見上げていることに気がつきました。
     仕事をしている時は、通勤時の満員電車の人の肩とか空を隠すようなビル群とか地下街やビルの中ばかりで、空はそこにあったはずなのに、見上げることは少なかった。
     そんな生活から解放されて、あ、今日は空がきれいとか雲が出てきたなとか雨近いなとか、空の下で息をしていることを実感します。

     詩人の長田弘さんが空のことについて書いた文は、「あっ 雨」から始まります。
     雨が次第に強くなってきて、空の色が、それは世界の色でもあります、青から灰色に変わっていきます。
     風も強くなり、雷鳴がとどろきます。
     と、そこで長田さんは「運命/みたいに たたきつけ」と、「運命」という固い言葉で綴ります。
     やがて、雨がやみ、空は明るさを取り戻していきます。
     だんだん日が暮れていき、夜になります。
     空は星でいっぱいになります。
     まるで私たちの人生そのもののような、空の姿です。

     荒井良二さんの絵がとてもよくて、絵本ですから音はないのですが、絵を見ていくとどんどん音楽が流れてくるようです。
     きっと音楽好きな人なら、あの曲が聴こえてくるようというでしょうが。
     ページを閉じたら、そっと空を見上げて下さい。
     どんな空ですか。

    投稿日:2021/04/29

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  • かけがえのない一日

    『森の絵本』の印象が強かったのですが、
    これはこれでまた違う視点を提示されて圧倒されました。
    いきなり、雨の光景から始まります。
    雷雨で塗りつぶされる状況から晴れ間へ。
    だからこその、美しい空の表情なんですね。
    そしてすぐさま夜へ。
    この作品が出版されたのが、2011年というのが印象的です。
    かけがえのない一日、というテーマを内包しているのだと思います。
    荒井良二さんの深い絵も滋味深いです。
    小学生くらいから大人まで、五感で感じてほしいです。

    投稿日:2020/06/12

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  • この絵本が 2011年の東日本大震災のあとに出版された意味を感じます

    長田 弘さんの詩に 荒井良二さんの絵のこラボが すごく ステキな絵本です
    なんども なんども 見たくなる絵本 そんな絵本です!

    あっ 雨  

    森の中に雨が降る そこに生きる 生き物たち 
    雨が だんだん  つよくなり     空が 黒くなり
    風が ふきなぐり   雷が だーん だだだだだ だーん

    運命♪ ベートーベンの運命の音楽が 響きます♪ 

    そして 雨がやんで・・・・ 空が 明るく 空いろに  

    草花の上の しずく    本当に キラキラ輝いている
    すごく ステキです!   感動的です

    そして 雨上がりの夜の 星の輝き   空気が澄んでいて 
    心が 洗われるようです!

    雨の星の 雨の神さま  おやすみなさい   満月に うさぎが とびこんで (この 詩的な表現が 好きです)

    自然の素晴らしさを感じさせてくれます

    人間は 自然の中で 生かされているのだと 改めて思いました

    この絵本が 東日本大震災の後に出された 思いを 感じつつ・・・・・

    荒井さんの 魂のこもった絵の一つ一つ 
    心を奪われています!(美しい 絵のタッチは 見事です)

    マイブックにして なんども 見たい絵本の一つです

    投稿日:2019/03/21

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  • 綺麗♪

    雨、嵐、雨上がり、夕方、夜。空の絵本というタイトル通りいろんな天気の空が綺麗に描かれている絵本です。空と共に自然の風景が丁寧に描かれていて、雨の頁では寒さが、夜空の頁では静けさが伝わってくるような感覚をおぼえます。私は雫が落ちていく頁が一番好きです。本当に水晶のように綺麗でした。

    投稿日:2017/07/09

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