この絵本は、かこさとしさんの「からだの本」シリーズの中の1冊です。
口から入った食べ物が、どんな風に体を通っていくのかを、分かりやすく図にした絵本です。
食べものたちは、栄養や大事なものを入れた黄色いカバンを持って、体のたびに出かけます。
最初に「ももいろトンネル(ももいろをした口のトンネル)」から「のどの奥のせまいほそいみち」を通って「いぶくろこうえん」にやってきます。
「いぶくろこうえん」では、食べ物の消化のしくみが分かりやすく書かれています。
その後「しょうちょうこうえんのジェットコースター」を通り、食べ物が体に吸収されていくところでは、黄色いカバンがすいとられ、食べ物達は「だいちょうどおり」を進みます。
そして、食べ物達がおしっこやうんこになる過程が描かれています。
消化や栄養が体に取り込まれる様子が、子どもにもとても分かりやすく描かれています。
食べ物たちが体の中を旅する絵がとても可愛らしく、文章も面白く楽しい絵本です。
娘は、おしっこやうんちが出来るところが大好きです。
からだの本シリーズのむしばミュータンスのぼうけんを読んだことがあったので、この絵本を見た娘は、ミュータンスの絵本の人が書いた本とわかったようです。
2冊とも面白かったので、他のも読んでみたくなりました。