色鮮やかな飛行機が、空を飛行中。
なるほど、そのエンジン音が「るるるるる」という訳ですね。
映画のようなズームアップの画面が、雰囲気たっぷりです。
ところが、雲に突入したり、不思議な光景に遭遇したり。
「る」だけではすまなくなってくるのです。
特に擬人化しているわけではないのに、なんだか表情まで感じられます。
唯一登場する「ぐ」が味わい深いです。
読む時、、テンポ、声の大きさ、間の取り方など、思案しそうですが、
これはその場の感性に任せた方がいいかもしれません。
聞き手と読み手のコラボ、といったところでしょうか。
ラストへはスリリングな展開。
いろいろな解釈ができそうです。
でも、なんだか前向きで、嬉しくなりました。