2歳になったばかりの娘と読みました。
1回、2回と読むと、なんてことのない普通の絵本な感じですが、
3回、4回と読んで、この絵本のスゴさに気付きました。
まず、「たまごのあかちゃん」という、題名。
普通、たまごのあかちゃん。って、言わないですよね?
たまごのあかちゃんってなんだ?と思います。
それでも2歳の娘が、
「たまごのあかちゃん読んでー!!」
と言ってくるのを聞くと、
あぁ、2歳児にはこのほうが、
親しみやすくて、言いやすいんだ!と
気付きます。
そして、「たまごから赤ちゃんがうまれた」のではなくて、
「たまごの中でかくれんぼしてる赤ちゃんがでてきた」
という、この発想!
「たまごがふ化する」という現象が、
これまたとっても2歳児に理解しやすい表現に、
置き換えられていて、脱帽です。
ひよこや、かめ、へび、果てには恐竜の赤ちゃんが、
タマゴから出てきます。
2歳児だけど、どの動物が「たまご」から孵るのか、
知らず知らずのうちに感覚として身につきそうです。
因みに横で聞いていた6歳の兄、
「えぇー!へびってたまごから出てくるの?!」とびっくり。
かわいく分かりやすい絵本だけど、
実はとっても真面目な自然科学の内容も含む超万能絵本です!