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うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)

お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!

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タケノコごはん」 ママの声

タケノコごはん 文:大島 渚
絵:伊藤 秀男
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,430
発行日:2015年07月
ISBN:9784591145777
評価スコア 4.72
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みんなの声 総数 17
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  • 親子で一緒に読んで考えたいですね。

    経験したものにしかわからない痛みや苦しみややるせなさって、やっぱりあると思うのです。
    でも、実際には経験していないけれど、想像して考えてみる、それはとても大切なことだと思いました。
    戦争を知らない世代の私達、そしてその子供達。
    こういう絵本を通して、当時を垣間見ることは、何かを思う考えるきっかけになると思います。
    同じ過ちを二度と繰り返さないためにも、知らない世代だからこそ考えてみる必要があるのです。

    投稿日:2021/08/03

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  • 戦時下の子どもたちの視点

    柳田邦男さんが、戦争と平和をテーマにお薦めされていた作品。
    映画監督の大島渚さんが、息子さんの宿題(両親どちらかに子ども時代の思い出を書いてもらう)に応じて書いた作文だそう。
    ということで、大島渚少年が見る戦時下の様子が描かれます。
    といっても、学友とのエピソード。
    でも、戦争の影はしっかりと感じられます。
    ケンカの強いさかいくん。
    お父さんが戦死してからの様子は、切ないです。
    だからこそ、出征前の先生に泣きながら言った「戦争なんか行くなよ」の言葉が重いです。
    教育の現場で、戦争が正しいと教えられてきたという事実。
    今の感覚では信じられないだけに、その事実をしっかりと受け留めたいです。
    子どもの視点からとらえた戦争だけに、タケノコご飯の味の思い出として感じ取ることができると思います。

    投稿日:2020/08/22

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  • 戦時中の子供達

    表紙、そしてタイトルだけを聞くと、楽しそうな子供のお話・・・に見えるのですが、内容は、日本が戦争をしていた頃のお話です。

    テーマは「子供の目から見た戦争」というところでしょうか。
    学徒動員の前の年代の子供達が、だんだんと食べるものに困っていくのを肌で感じていたり、家族や学校の先生が戦争に取られたりしてくのをどんな風に感じていたのかが描かれています。

    それでも既に「戦争は正しい」「強い国日本」というスローガンが刷り込まれている為、それにそぐわない考えは起こりにくくなっているのが、文章から感じられました。

    投稿日:2019/03/22

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  • 当時の子どもの目線で描いてくれています

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子21歳、女の子17歳

    原作は、かの映画監督「大島渚」さんですが、この作品を提供してくれたのはご長男で大学教授をなさっている大島武さんです。
    この作品は武さんが小学校の時に書いてくれた大島渚さんの“子どもの頃の思い出”の作文です。
    さすが、監督!
    武さんもあとがきに書いていらっしゃいますが、
    子ども時代の悲惨な戦争体験を描いていますが、直接的に「戦争はいけない」的な批判的な文章は1つもないんです。
    本当にあった出来事を当時の子どもの目で思い返して描いてくれています。
    だからこそ、子どもらしい強さや逞しさ、ご飯のおいしさなどが文章の中から匂いや音で伝わってきました。
    やっぱり世界の映画監督は物事のとらえ方や表現の仕方がすごいな〜と、思いました。

    すごくいい作品です。伊藤英雄さんの絵柄もバッチリあっていました。最後のページに描かれた先生の大きく描かれた顔が印象的でした。

    高学年以上の子どもたちに是非紹介したいと思います。

    投稿日:2017/03/04

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  • 忘れられない味

    このお話は、故大島渚監督が、息子さんの学校で出された「親に子ども時代の思い出を作文に書いてもらう」という宿題で書かれた文章だそうです。

    身近な人が戦地へ赴き、国の為にかけがえのない命を落としてしまう。
    そんなことが、正しいとされていた時代。
    少年時代に起こったできごと、その時感じた気持ちが淡々と書かれています。

    大好きな先生が出征することになり、あわてて駆け付けた時にいただいたタケノコごはんのこと。

    当時息子さんは、この作文の裏にある本当の気持ちまで、考えることはなかったそうです。
    亡くなられた今となっては、訊く術はない。
    でも、想像の翼を広げることで、人はもっと優しくなれると…。
    そして、この作品は世に出たのです。

    うちの娘も、何故『タケノコごはん』なのか、理解するのは難しいようでした。

    忘れられない味。でもそれは、ただ美味しかっただけじゃない。
    その裏側にあるもの。
    想像の翼、広げてくれるといいなと思いました。

    投稿日:2016/11/17

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  • 淡々と描かれた日常に戦争の残酷さを感じる

    映画監督であった故大島渚さんが、息子さんの学校の宿題「親の子供時代の思い出」に応えて書いた作文が元になっているそうです。
    日本と中国の戦争で、お父さんを亡くしてしまったさかいくんを通して、戦争の残酷さを静かに語っています。
    戦争シーンが出てくるわけではないのですが、淡々と描かれた日常が逆にリアルで胸に迫ります。
    タケノコご飯を涙を流しながら食べるさかいくんの表情は忘れられません。

    投稿日:2016/06/30

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  • 心に響きます

    春はたけのこの季節
    ここのところタケノコ料理をよくしていたので
    タイトルにひかれて手に取りました。

    大島渚監督が
    息子さんの宿題
    「親に頼んで、子供時代の思い出を作文に書いてもらってください」のために
    書かれた文だそうです。
    (なんか、すごい宿題。今そんな宿題だしたら、どれくらいの子がクリアできるか・・)
    実話のようにも感じるその文は
    たんたんと戦争の悲しさ(そう、ただ悲しさ)を伝えています。

    ものがたりでは
    日清戦争でクラスの男の子のお父さんが無くなるのですが
    その子が、お父さんのお葬式では泣きもしなかったのに
    クラス担任の男の先生が
    太平洋戦争で招集されていくときに
    「戦争なんか行くな」といって泣くシーンは
    胸に迫ります。
    その時にみんなで食べていたごはんが、たけのこごはん。
    きっと大島監督は
    たけのこご飯を食べるたびに
    このことを思い出されていたのではないでしょうか・・・。

    投稿日:2016/05/01

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  • もう少し大きくなってまた読みたい

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子3歳、男の子0歳

    本屋で賞を取ったと紹介されていて、
    図書館で借りて読みました。

    ちょうど、竹の子ご飯にしていたので、
    ちょうどいいかなと思っていたら、
    戦争の話と知り、読むのをやめようかと思いましたが、
    こどもが読みたいと言い読みました。

    戦争の話で、話も長いので
    3歳の子には難しすぎるかな、
    と思ったのですが、
    何か感じるものがあるのか、
    静かに聞いていました。

    子どもにも分かりやすいんじゃないかなと思います。
    もう少し大きくなってからまた読みたいです。

    投稿日:2016/04/27

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  • 今年は、戦争の本をたくさん読まなくてはいけないと
    思って、絵本も意識的に選んでいます。
    戦争はいけないいけないというだけでは
    わからない。でも、絵本を読んだら
    なんでいけないのか、そういうことが
    ダイレクトに伝わってくるので小さい子供にも
    ぴったりです。
    とくに、この本は、大島渚さんが、ご自分の体験をふまえた
    文章に、伊藤さんが力強い絵をつけたもので、
    ものすごく迫力があります。
    戦地の様子が書かれているわけではないけれど、
    実体験からの文章で、本当にあったことだからこその
    凄みというか、訴える力があります。
    私は戦争を知らない世代の親から生まれた
    戦争をしらない、のほほんとした世代です。
    でも、伝えていくことはできる、だから、
    いろいろ勉強していきたいと思います。

    投稿日:2015/09/25

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