伊藤秀男さんの講演会があり、伊藤さんの作品を読みなおしてみました。
実は、私の実家は伊藤さんのご実家があったという海部郡で、伊藤さんの子ども時代の風景を描かれた絵本を読むと、自分の原風景とも重なりとても懐かしい気持ちになります。
この本の折り込みチラシに伊藤さんが文章を寄せていらっしゃいますが、家の近くに用水があり、庭からつりができたということを講演でもおっしゃっておられました。
風景の中に出てくるさぎも、地元ではよく見かける鳥ですし、はすの田んぼというのも思い当る場所があります。
残念ながら、私には子ども時代にさかなつりの経験はありませんが、男子たちがよく鮒を釣っていた光景は思い出されます。
男の子である息子は、夏休みにこれに似たつりを用水路でやっていましたので、男の子は懐かしさではなく親近感を持って読めそうです。